warizakiの低燃費日記

低燃費な方法でみなさんが幸せになれる方法を探っていけたらと思います。

本読みました。~「若者はかわいそう」論のウソ~

目次

インテリぶって本の記事を書いてみるよ

最近こんな本を読みました。

「若者はかわいそう」論のウソ (扶桑社新書)

「若者はかわいそう」論のウソ (扶桑社新書)

 


タイトル的に派遣は関係なさそうですが、派遣のことがちょっと書いてありましたので、派遣OLっ子は気が向いたらご一読ください。
warizakiのブログよりもはるかに論理的な展開でもって派遣のよい面を伝えている一冊でした。warizakiもね、ここまでしっかりしたデータに基づく記事をひとつでも書いてみたいけどね、ぶっちゃけ難しいよね。

派遣のデメリット

著者様が派遣っ子にたいして取材を行った結果、出てきた不満というものは、3つあったそうです。

【派遣のデメリット】

  1. 社員っ子よりも給料が低い
  2. 雇用が安定しない
  3. ステップアップができない

すごく納得できる3点。warizakiもよく考えるよ。

ただ、1に関しては、長い目で見れば低いというだけで、入職時点では当てはまらないそうです。

正社員っ子はステップアップするにつれて年収が上がっていきますので、そこから派遣っ子との乖離が始まるのですな。本には1は3と繋がっていると書かれております。

というわけで問題は2と3ということ。

2に関しては本当にどうしようもないほど日本は法整備が整ってないので、現段階では事実を受け入れるしかないそうです。著者様は「公的派遣」なる新スキームを打ち出すことで、この2の問題を解決しようとされておりました。(詳しくは本を読んでみてね)

そして3に関しては、むしろステップアップしたくない人がいるのでは? という攻め口で論が繰り広げられておりました。

ステップアップする=対人折衝業務が増える・高度になる

ステップアップするということは、対人折衝がだんだんと高度になっていくということ。それを苦手とする人はむしろステップアップしないことがメリットになり得るという話です。

warizakiは本の中でこの部分に最も感銘を受けました。まさしくそうだ…!と思いました。

というのもwarizakiは対人折衝業務を非常に苦手としているのです。会議で発言できるタイプではないし、パワポを使って人の前で発表できるタイプではないのです。将来部下を取りまとめて的確な指示を出せるような自分が全く想像できないのです。悲しいかな、そういう意味ではwarizakiは正社員向きの性格ではなかったということなのでしょう。

あるいは本当はそういった幹部候補に必須なスキルを死ぬ気で身につけなければならないのかもしれない。苦手だけど頑張って発表したりしている人ってたくさんいらっしゃると思います。でも向き不向きって絶対あると思うんだ。自分の苦手なことを伸ばすのってコスパ良いのかなぁ。あんまり良くないと思うんだけどな。一生平社員で良いって思うのって、やっぱり変なんだろうか?

派遣のメリット

またデメリットがある一方で、派遣制度にはの3つの機能(=メリット)があるそうです。

【派遣の機能(メリット】

  1. 職にあぶれた人に仕事をあてがう機能
  2. 気軽に入職できる機能
  3. 書面ではわからない個人・企業の良さをマッチングできる機能

1について、これは派遣っ子じゃなくてもなんとなくわかるよね。
派遣っ子は必ずしも自分で仕事を探す必要がありません。派遣会社の人が紹介してくれます。大抵どこかの会社が派遣を募集しています。1か月かかっても決まらないっていうのはほとんどありません。でもまぁ、求人が少ない時期っていうのは派遣も漏れなくあるわけで、できれば避けた方がよいかもしれません。選択肢が多い時の方が、良い職場に当たる可能性も上がりますからね。聞いたところによると、派遣の募集時期の波っていうのは基本的に正社員と変わりないそうです。つまり4月が最も低いってこと。

2について、新卒派遣っ子は入社するわけじゃないので、面接というものがありません。面談です。しかも大抵は1回で終わるし、その場で決まっちゃうくらいフランクなものです。
3について、これも分かりやすいよね。とりあえず入ってみてから職場とのマッチングを試す、という感覚はwarizakiにもあります。入ってよさげだったら更新するし、悪かったら更新しない。相手(会社)も派遣っ子を軽く入れる代わりに、嫌だなと思ったら切ってしまいます。そこはお互い様だよね。お互いに平等な権利が与えられるっていうのはこういうことです。冷たい感じがするけど、対等な関係っていうのはえてして冷たいんだよね。仲間意識ってものがないからだと思います。
この3つの機能(メリット)は派遣っ子のみに与えられる特権ですが、この機能がなぜ派遣制度において働くのか、それは「雇用責任がないから」だそうです。お互いが気楽な感じで採用する・されることができるということです。終身雇用を前提とした新卒一括採用制度は、派遣制度の真逆だよね。正社員っ子はそう簡単に辞めさせることができないので、雇う側は超慎重になるわけです。変な人が一人入ってきただけで、空気変わっちゃうからね。それを避けたい気持ちはすごくよくわかります。「雇用しやすいし、されやすい」。この気楽な特徴こそが派遣のメリットでもあり、デメリットでもある、ということでしょうか。諸刃の剣みたいなものなのでしょうね。

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派遣の将来

作者様が考える派遣っ子の将来は3パターンあるそうです。

  1. ステップアップせずに気楽に生きていく
  2. 知的単純業務(非対人のスペシャリスト)へのステップアップ
  3. 通常の正社員へのステップアップ

 warizakiがみんなに勧めているのは2ってことになるのかな。2を極めれば正社員への声掛けの可能性も高まるわけですしね。3に繋がるんじゃないかと思います。

本を読んだ感想ですが、なんだかんだ言ってやっぱり派遣はあまり条件が良いとは言えないみたいです。良くしていこうという動きはありますが、それを待っている時間はもったいないです。

著者様は派遣の登録をすべてハロワに集約しちゃって、公的なセーフティーネットを作るべきとおっしゃっておりました。国を巻き込んで派遣っ子を守ろうという大胆な案ですね。すごく良い案だと思いますが、もはや個人の話じゃなくなっているので、あんまり参考になりませんでした。warizakiは派遣っ子たちが各々どう動いていくべきなのか、それしか興味がないので。結局お金の問題っていうことですので、それであるならば、副業に手を出してダブルワーク生活に落ち着くか、社員になっちゃうかのどちらかが良いのかなーといういつもの結論に落ち着きました。